短大生だった私の人生初の不倫、更にはその不倫相手と瓜二つの男性にナンパされてお付き合いしたお話

短大生だった私の人生初の不倫、更にはその不倫相手と瓜二つの男性にナンパされてお付き合いしたお話

短大生だった私の人生初の不倫、更にはその不倫相手と瓜二つの男性にナンパされてお付き合いしたお話

 

 

 

一人目は自分から

 

記念すべき、私の人生一人目の不倫相手。
しかも顔がそっくりなもう一人の男性と二股になってしまったという下世話なお話です。

 

軽い気持ちでお付き合いいただけましたら幸いです。
短大1年の冬、暇を持て余した私はひなびたデパートの食品売り場でアルバイトを始めました。

 

歓楽街のデパートなので、お客様は夜のお勤めの女性や、古くからそこに住まわれていた年配の方が多かったように思います。
駅前の華やかなデパートに比べ、制服もちょっと地味な感じではありましたが、学校帰りに寄るにはちょうど良い立地だったのです。

 

お歳暮の商品を承ったりすると、御のしには「源氏名で」と言われたりもします。
独特の雰囲気もあったのか、職場内の不倫も旺盛に行われていたようで、まだ学生の私は驚くことばかりでした。

 

後から思うに、私の不倫好きはここで育てられてしまったのかも知れませんね。
私より少し先に入店したYちゃんと、すぐに仲良くなりました。

 

バイヤーの妻子持ち男性と、そういう仲になっていることは一目でわかりました。
バックヤードで胸に手を入れてくる話など、驚いたのは最初のうちだけ。

 

Yちゃんは巨乳だからなぁと当たり前のように思い始めました。
奥様とは既に別居をされていて、離婚は目前、近くYちゃんと同居をするとのことでした。

 

 

真似をした訳でもないのですが、フロアマネージャーで上背のある既婚男性に魅かれた私は、まったく臆することなく、気持ちを伝えました。
高校時代は野球部で、しかもエースピッチャー(自称?)だったという彼は、確かに肩の筋肉が隆々としていて、背広の上からもわかるくらい。

 

フレームの細いメガネが知的な雰囲気でもあり、最高に好みでした。
仕事終わり、小さな居酒屋に誘ってくれました。

 

いつか自分もこういうイイコトがないか待ってたんだよねー、と笑う彼。
私は高校時代から、男性が一番魅力的なのは30代だと思っていました。

 

国立大の学祭なんかでナンパしてくる男の子も悪くはないんですけど、何か物足りないのです。
彼はすべてが理想通り、不倫であることなんて気にも留めませんでした。

 

しかし、一つ問題があったのです。
彼はどういう訳か、勃たない。

 

私のせいなのか、巨乳ではないですけど、何度かお誘いいただいた経験もあるし、どうしてかはわからず終い。
さすがに奥様とどうしているかなんて、聞けるはずもありません。

 

どちらからともなく笑い出してしまい、結局、それはそれで気にしないことになりました。
夫婦ではないですし、こんなとき不倫は気楽でいいですよね。

 

いわゆるおしゃれなデートではないですが、彼の年季が入った愛車で山の景色を見に行ったり、恋人同士のように楽しく過ごすことができました。

 

接客業は平日にお休みなので、あまり人の目を気にする必要もなくてよかったです。
ゆるく関係を続けて2年目、卒業後は私も販売のお仕事に就くことになりました。

 

 

 

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二人目はナンパ

 

地元の銘菓を扱う老舗で、制服はそれなりに可愛かったです。
フリルの付いたエプロンは今でいうとメイドさん風と言いますか、プライベートではできない格好に女子は憧れますよね。

 

クリーニング店で制服を受け取り、店舗に入るには一度地下にある階段を通ります。
地上に向かって駆け上がっていると、降りてくる男性の顔に見覚えがあります。

 

間違いなく彼だと思い無意識に目を合わせてしまったのですが、なんと別人でした。
同じ街でこんな瓜二つの男性に出会うなんて!

 

動揺を隠し、そのまま何事もなかったように昇りきったのですが、下から呼び止める声がします。

 

「よかったら、お茶でもしませんか。」

 

昭和のドラマで見るような、王道のナンパですね。
日差しがまぶしい、夏の午後でした。

 

これは完全に、目を合わせてしまった私が悪いです。
一度アイコンタクトを取ると、ナンパの成功率は高いのかも知れませんね。

 

あらためてよく見ると、顔どころか体型も彼にそっくりです。
残念ながら午後のシフトだったので、その日は夜まで働く必要がありました。

 

こんな瓜二つの男性と、ぜひ関係を持ってみたいという興味を抑えることができず、連絡先を交換してその日は別れました。
後日、ケーキを2つ持って訪ねてくれましたが、手を付けるはずなどありません。

 

本来は不倫の彼とするはずだったコトを、ナンパ氏と試してみることにしたのです。
顔の輪郭、指の形、少し細い目で私を見つめながら探ってくれるところまでは同じ。

 

そこから先も自然に流れていき、帰り支度まで含め、スマートな人でした。
結局私は、二人と同時に付き合うことで自分の欲求を満たすことができました。

 

ある夜ナンパの彼と布団に入っていると、私の電話が鳴りました。
手を伸ばし出てみると、不倫の彼からです。

 

状況を察したのか、しばらく無言。

 

「・・・誰か、いる?」

 

「うん・・・」

 

「・・・ふーん、いいなぁ」

 

後日、不倫の彼と二人でホテルに行ってみるのですが、状況は特に変わりませんでした。
でも私はそんな彼を愛しく思い、その後も数年間は手放すことをしませんでした。

 

 

ナンパ氏に教えてもらったように優しくなぐさめてあげると、うれしそうな顔をしてくれます。
姿が似ている二人は私の中で一人の人物のようでもあり、たまに同じ話をして首をかしげられたりという失敗はありましたが、楽しい思い出となっています。

 

それ以来、バス停などでナンパをされても嫌な気持ちがすることはなくなりました。

 

「お嬢様」

 

の称号と引き換えに、広い心を手に入れたのです。

 

そしてバトンは引き継がれる

 

職場の同僚Oちゃんは、当時流行っていたショーパブというところによく連れて行ってくれました。

 

正直そういったお店での遊び方はよくわからなくて、私はひたすらプリンやカルーアミルクなんかを頼みお腹の中を甘ったるくしては、彼らが「ショー」と呼ぶ歌やら寸劇みたいなものをただ眺めていました。

 

彼らなりに恐らくプロ意識を持ってもてなしてはくれているのでしょうが、リアルを求める私としては、こういうお店の男性に熱をあげるというのはピンとこない感じがしていました。
芸事が一つ終わるたび、結構な数の女の子が、お札をヒラヒラさせて彼らのポケットにねじ込んだりしています。

 

 

 

 

 

 

Oちゃんには年上の彼氏がいて、話はよく聞かされていました。
持っているバッグがセレブっぽいだの、服の上下の組み合わせを教えてもらっただのと自慢ばかりしてきます。

 

その割には安くもないお金を払ってこんなお店でお酒なんか飲んじゃって、理解不能です。
めずらしくOちゃんの自宅で遊んだ帰り道、車の窓を開けて声をかけてくる男性がいました。

 

「ねぇ、おねえさん、ヒマ?」

 

こんなストレートなナンパ、まさかとは思いましたが、そのまさかでした。

 

「この角の家に行こうと思ってたんだけどさ。」

 

そこ、Oちゃん家です。
問い詰めたら簡単に白状しました。

 

「あいつ、子どもっぽいんだよね。」

 

と笑う彼氏さん。
ええー、若い子がよくて付き合っていたんじゃないの?

 

勝手だなぁと苦笑いをするしかない私。
話をしながら自宅へ送ってもらいましたが、ドアから先は通さず帰ってもらいました。

 

数時間後インターフォンが鳴り、確認すると彼氏さんが立っています。

 

「お願い、水一杯飲ませて。」

 

仕方なくドアを開けると、いきなり笑顔でスカートをめくってきました。
水が入ったコップを持っているのですから、抵抗できないじゃないですか。

 

完全に、してやられた訳です。
Oちゃんはその後、きちんとしたところにお勤めの男性と無事結婚されました。

 

私は彼氏さんと軽く遊んだりはしましたが、そう長くは続きませんでした。
挨拶がスカートめくりの男性ですから、一緒にいて身が持たなかったのです。

 

勘違いされることが多いのでは?
と思うことが一つあります。

 

ナンパで声をかけてくれる男性は、いつも遊び慣れた雰囲気の方とは限りません。
それはまたいつか、別のお話で。

 

ご購読いただき、ありがとうございました。

 

今回のお話「短大生だった私の人生初の不倫、更にはその不倫相手と瓜二つの男性にナンパされてお付き合いしたお話」の続き記事へ

 

 

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